- アフターデジタルで、コミュニケーションの価値が低くなった
- 逆に「直接人と会う」ことの重要性は高まっている
- 「非合理の合理性」のセレンディピティが新たな価値をうむ
アフターデジタルの時代、ちょっと時間があればSNSで連絡が取れるし、ビデオ通話があれば遠距離でも顔が見えるコミュニケーションは取れる。
インターネット、スマートフォンの普及でますますコミュニケーションの価値は低くなっています。
しかし「直接人と会う」ことの重要性は逆に高まっています。
Face to faceでないと言葉に「温度感」が乗りません。温度感は伝わらないのです。
温度感が伝わった先で、初めて情報と情報が繋がります。そのシナプスのつながりが新たなセレンディピティをうみ、新たな価値へと繋がる可能性が高まります。
顔と顔を見合わせなければ、盃を交わさなければ実らなかあったアライアンスは、世の中に山ほどあります。
確かにスマートフォンやインターネットは、効率的なコミュニケーションの手段を作り出しました。しかし、非効率の中からうまれる新たな「気付き」は逆に減らしてしまいました。
ボクは積極的に誰かを誰かに紹介し、誰かに誰かを紹介してもらうことに時間を確保することを厭いません。そこに心理的ハードルは一切持っていません。
目的を持って人を繋ぐだけよりも、無目的でも人と人を繋いだ方が将来的にいい化学反応を起こす可能性があるから、気軽に人と会うのです。
もちろん誰かを紹介したことが自分の利益に直結なんてほとんどしません。いや全くしないといっても言い過ぎではないです。
ただ「楽しい」から。人と人が繋がることそのものが。そして、人と人が繋がって化学反応が起きた時の「笑顔」の時間を共にするのが、楽しいのです。
それだけで動いてると、同じように「楽しい」だけで人を紹介してくれることが増え、それがボクにとっても利することもたまに起こります。
そうやってセレンディピティを積み上げていくと、周りも自分もハッピーになれる。そのハッピーになるセレンディピティを作るためには、「非合理の合理性」として非効率な「Face to Face」が大切だと思うのです。