- 全ての組織はビジョンの実現のために存在する
- そのためにメンバーに役割を設定する
- 役割に人を適材適所すれば無能な人はこの世にいない
マネジメントには3つの仕事が重要です。逆を言えば、この3つの仕事さえすればマネジメントの仕事は完結します。
「ビジョンの提示」
「役割の定義」
「適材適所」
この3つを的確にこなせば、人を輝かせるマネージャーになれます。
「役割」と「適材適所」ができれば、その人の年齢や性別はもちろん関係なくなります。つまりはこの世に「無能な人」など存在しないとまで断言できます。
「役割」を定義するために「ビジョン」が必要です。全ての組織、全てのチームは、ビジョンの実現のために存在します。全てのメンバーは、ビジョンの実現のために任された役割を全うしようとします。
にも関わらず、自分と役割が異なる人を区別し、見下し、攻撃し、それによって自分を優位な立場にあるとしたがるがゆえに、「無能な人」がそこに存在してしまうのです。
そもそもビジョンすら提示せず、役割を設定もしていないのに、自分のやり方で仕事が出来ない人を「無能」と判断するマネージャーの多いこと多いこと。かく言う自分もそんな最低なマネージャーでした。
本来ビジョンと役割を提示したら、そのやり方はその人に任せるべきなのです。手段としてのやり方の得意不得意は人によって異なります。マネージャーが過去に成功した手段が、必ずしもその人にとって最適な手段とは限りません。また時代が変化した結果最適な手段ではなくなることもあります。
マネジメントの仕事は、組織内に分断をうまないために、ビジョンの実現に向けて全ての人が成果を出すために、全ての人の役割を全ての人に理解させ、適材適所することです。
また、マネジメントを受けるメンバー側は、自身がどのような役割において最大の成果が出るかを、自ら理解し、それに対して「記名」した仕事をすることも重要です。
社内に対しても、マーケットに対しても、自分の成果を明確に主張することが、自分の適材適所を最短で実現するためには必要であるし、それこそがパフォーマンスにも直結するのです。