ざっくりまとめると。。。
- 日本の思想・哲学は、世界から切り離されて独自の進化を遂げた
- アメリカが日本の価値を再定義している
- 日本の思想・哲学の価値を自ら改めて再確認すべし
日本の文化は島国で独自に発展しました。
インド・中国を原点とした宗教観。
自然や災害と共に生きることを選択した死生観。
そして、南蛮文化やキリスト教文化なども積極的に取り入れてきました。
世界からみても類型化されないオリジナリティが日本にはあります。
日本人は、戦後のアメリカナイズによってその価値を見失い忘却の彼方へといってしまいました。
しかし何故だかそのアメリカが日本の価値を再定義しています。ミニマリズム、マインドフルネスなどまさにそれです。
禅を起源とした思想は、アメリカのヒッピー文化がその価値を再定義し、再表現した上で、グローバルに展開されました。
スタートアップの世界でも同様です。世界を席巻したリーンスタートアップという思想は、その全てが「トヨタ生産方式」から生まれたものです。
日本の思想・哲学は、世界から切り離されて独自の進化を遂げました。
その結果、特定の宗教に偏らず、世界が受け入れることができ、かつ世界を前進させる特徴を持っている可能性は大いにあり得るものです。
今、日本のカルチャーそしてビジネスに必要なことは、日本の思想・哲学の価値を自ら改めて再確認すること。
その上で世界のジャパナイゼーションを日本発でいかに実現していくか、ということです。
ジャパナイゼーションが世界を覆った時、優しい世界が実現しているという夢の実現も可能なのかもしれません。