- イノベーションは「既存の知と別の既存の知の新しい組み合わせ」によって起こる
- 「井の中の蛙」ではイノベーションは起こせない
- セレンディピティな出会いが、インスピレーションを生み、イノベーションに繋がる
イノベーションは「新結合」です。知と知との組み合わせでこそ、イノベーションは起こります。
そしてその「知」は、「既存の知」と「別の既存の知」を指します。言い換えれば、自分にとっての「知」と自分にとっての「未知」でもあります。
つまりイノベーションは「既存の知と別の既存の知の新しい組み合わせ」によって起こるのです。
「井の中の蛙」ではイノベーションは起こせません。
なるべく自分の立っている場所からは遠いところで、幅広く見聞を広げ、新しい知を取り入れて新たな組み合わせをつくることが必要です。
自分の今の立場にとどまっているだけで、自分の今の人脈の中だけで、自分の今知っている知識の中だけで、イノベーションを起こすことはできないのです。
所属する企業や携わっている仕事とは遠く離れたところで知を得る。井の中から飛び出て、外に出て、パンツを脱いで自分をさらけ出し、他者と交流を図る。
セレンディピティな出会いが、インスピレーションを生み、そこで得た知をキュレーションすることで、イノベーションに繋がっていく。
イノベーターでありたいなら、そしてあり続けたいなら、「井の中から飛び出す蛙」にならなければならないのです。
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