- 世の中の「心」をどう動かすかというPublic Relationsは大切
- 人を動かすためには「論理」よりも「感情」を先に揺さぶる
- 人は論理で動かすよりも感情で動かす方が強い行動に繋がる
人を動かす。
それ仕事において様々な局面で必要とされるものです。
また、スタートアップはルールやオペレーションがない中で立ち上がるものであるため、その局面はより多くなります。
最初のチームメンバーを集めるとき。
エンジェル投資家から資金調達するとき。
知名度ゼロのサービスをユーザーに使ってもらうとき。
優秀な人材を採用するとき。
ユーザーに継続的に使ってもらうとき。
本当に世界を変えたいと思うのなら、いいプロダクトを創ることももちろん大切ですが、世の中の「心」をどう動かすかというPublic Relationsも同じように大切なのです。
極論を言えば、崇高な思想を持っているが伝えられない人より、思想は低俗だが伝える力を持っている人の方が、世界に対して影響力があるということです。
そのとき伝えるべきは「論理」だけでなく「感情」も必要です。
論理とはFunctional Goalのこと。
「この商品はこんな機能を提供していて、こんな効果・効能がありますよ」という話。
感情とはEmotional Goalであり、Self Goalのこと。
「この商品を使うと、こんなハッピーな感情になって、こういう風に自己実現できますよ」という話。
人を動かすためには「論理」よりも「感情」を先に揺さぶる必要があります。
「論理」と「感情」は人の心の中で像と象使いに例えられます。象使いが論理で、像が感情です。普段は象使いが像をコントロールしていますが、いざ像が暴れだすと、象使いはなすすべもありません。
感情が爆発してしまった時、論理つまり理性にあがらうすべがなかった経験はみなあるでしょう。
つまり、人は論理で動かすよりも感情で動かす方が、強い行動に繋がるのです。強い強い共感こそアクションに直結します。
興味がない人を引きつけ、理解させ、そして最後まで見てアクションをしてもらうため、感情を揺り動かす。
伝えたいことを伝えるために表現することが大切なのです。
Elephant | Decent head-on shot a a big elephant, taken in Kr… | Flickr