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ざっくりまとめると…
- 大量の行動をするということは、大量の失敗をするということ
- 失敗には「賢い失敗」と「愚かな失敗」がある
- 何を学ぶか決め、成長仮説を設定し、素早く行動し、振り返り学び、次に活かす
賢く失敗せよ
「天才は多作である」。つまり、天才は「失敗の天才」であるともいえます。大量の行動をするということは、大量の失敗をするということです。
しかしここで大切なのは、失敗をすればするほど天才になるかというとそうではありません。
失敗には「賢い失敗」と「愚かな失敗」があります。
プロ野球選手になる人は、素振りを大量にしています。しかし、それはただ素振りを大量にするだけで、プロ野球選手になれるということを指し示していません。
プロ野球選手になる人は、「賢い失敗」をした上で「正しい努力」として素振りをしているから、プロ野球選手になれるのです。
試合に出て打てなかった。打てなかったから素振りを大量にする。それは「愚かな失敗」と「無駄な努力」です。その結果は素振りのプロにはなれても、プロ野球選手になれません。
試合に出て打てなかった。何故打てなかったのかを考える。その打てなかった理由に対して、次にどうやったら打てるかを考える。そのどうやったらを身に付けるためにイメージトレーニングとして素振りをする。次の試合の時はそのイメージ通りに打ってみる。それでも打てなかったら、また次にどうやったら打てるかを考える。その繰り返しの先で、プロ野球選手になっているのです。
何を学ぶか決め、成長仮説を設定し、素早く行動し、振り返り学び、次に活かす。そしてまた素早く行動する。
それが「賢い失敗」であり、「正しい努力」なのです。