賢く失敗せよ

Contents

ざっくりまとめると…

  • 大量の行動をするということは、大量の失敗をするということ
  • 失敗には「賢い失敗」と「愚かな失敗」がある
  • 何を学ぶか決め、成長仮説を設定し、素早く行動し、振り返り学び、次に活かす

賢く失敗せよ

天才は多作である」。つまり、天才は「失敗の天才」であるともいえます。大量の行動をするということは、大量の失敗をするということです。

しかしここで大切なのは、失敗をすればするほど天才になるかというとそうではありません。

失敗には「賢い失敗」と「愚かな失敗」があります

プロ野球選手になる人は、素振りを大量にしています。しかし、それはただ素振りを大量にするだけで、プロ野球選手になれるということを指し示していません。

プロ野球選手になる人は、「賢い失敗」をした上で「正しい努力」として素振りをしているから、プロ野球選手になれるのです。

試合に出て打てなかった。打てなかったから素振りを大量にする。それは「愚かな失敗」と「無駄な努力」です。その結果は素振りのプロにはなれても、プロ野球選手になれません。

試合に出て打てなかった。何故打てなかったのかを考える。その打てなかった理由に対して、次にどうやったら打てるかを考える。そのどうやったらを身に付けるためにイメージトレーニングとして素振りをする。次の試合の時はそのイメージ通りに打ってみる。それでも打てなかったら、また次にどうやったら打てるかを考える。その繰り返しの先で、プロ野球選手になっているのです。

何を学ぶか決め、成長仮説を設定し、素早く行動し、振り返り学び、次に活かす。そしてまた素早く行動する。

それが「賢い失敗」であり、「正しい努力」なのです。

ビジネスクリエイター、インキュベーター、アクセラレーター、コンサルタント。エンジニアとして、PHP/HTML/CSSのマークアップ言語によるWebサイトの制作、SEOエンジニアリング、アクセス解析アナリストを経験した後、IT領域の技術/潮流をベースとしたエスタブリッシュ企業向けのコンサルタントを経て、複数のIT企業にて、Web/アプリ系、O2O系、IPライツ系の新規事業立ち上げに注力。事業開発から経営企画業務まで、事業および会社立ち上げに関する業務を幅広く経験。また、シードフェーズのベンチャー複数社の立ち上げへの参画や経営戦略・組織戦略・PR戦略へのアドバイザリー、メンター、複数のアクセラレーションプログラムのメンターも手がける。