ざっくりまとめると…
- 「机上の空論」は仮説の解像度が低すぎる
- ペルソナ100名に会いに行け
- 三現主義=現場・現物・現実を徹底せよ
新規事業や起業を志し、事業アイデアを考え始めたにも関わらず、ずっとデスクで考えている人は非常に多いです。しかし、顧客に実際に聞きに行く人はほとんどいません。
アイデアソンをやると必ず、「解決しようとしている課題やそれを解決するアイデアを実際にペルソナになりそうな人にインタビューしてきたきた人はいますか?」という質問を投げかけているのですが、参加者の0.3%から多くても1%ほどの人しか実際にインタビューはしてきていません。場合によってはそういう人がゼロというケースもほとんどです。
それを「机上の空論」といいます。
デスクに向かって、パソコンとにらめっこしていても、顧客のことを本当に理解することはできません。顧客の本質的な課題はネットで検索しても出てきません。ましてやそれに適したソリューションの答えもネットにはありません。データだけでは見えないことがあります。
課題にしてもソリューションにしても、仮説のラフを机上で考えるのはもちろんよいと思います。しかし、その仮説の解像度をあげるためには、インタビューはマストです。「100名に会いに行け」は過言ではありません。
三現主義はイノベーションには欠かせない行動原理です。徹底しましょう。
現場=必ず現場に足を運び
現物=必ず現物を手に取り
現実=現実を自分の目で見て確認する
Featured Image: 絶望する女性(女性にピント) – No: 1972224|写真素材なら「写真AC」無料(フリー)ダウンロードOK