何故今すぐペルソナにインタビューに行かないのか

ざっくりまとめると…

  • 「机上の空論」は仮説の解像度が低すぎる
  • ペルソナ100名に会いに行け
  • 三現主義=現場・現物・現実を徹底せよ

新規事業や起業を志し、事業アイデアを考え始めたにも関わらず、ずっとデスクで考えている人は非常に多いです。しかし、顧客に実際に聞きに行く人はほとんどいません

アイデアソンをやると必ず、「解決しようとしている課題やそれを解決するアイデアを実際にペルソナになりそうな人にインタビューしてきたきた人はいますか?」という質問を投げかけているのですが、参加者の0.3%から多くても1%ほどの人しか実際にインタビューはしてきていません。場合によってはそういう人がゼロというケースもほとんどです。

それを「机上の空論」といいます。

デスクに向かって、パソコンとにらめっこしていても、顧客のことを本当に理解することはできません。顧客の本質的な課題はネットで検索しても出てきません。ましてやそれに適したソリューションの答えもネットにはありません。データだけでは見えないことがあります。

課題にしてもソリューションにしても、仮説のラフを机上で考えるのはもちろんよいと思います。しかし、その仮説の解像度をあげるためには、インタビューはマストです。「100名に会いに行け」は過言ではありません

三現主義はイノベーションには欠かせない行動原理です。徹底しましょう。

現場=必ず現場に足を運び
現物=必ず現物を手に取り
現実=現実を自分の目で見て確認する

ビジネスクリエイター、インキュベーター、アクセラレーター、コンサルタント。エンジニアとして、PHP/HTML/CSSのマークアップ言語によるWebサイトの制作、SEOエンジニアリング、アクセス解析アナリストを経験した後、IT領域の技術/潮流をベースとしたエスタブリッシュ企業向けのコンサルタントを経て、複数のIT企業にて、Web/アプリ系、O2O系、IPライツ系の新規事業立ち上げに注力。事業開発から経営企画業務まで、事業および会社立ち上げに関する業務を幅広く経験。また、シードフェーズのベンチャー複数社の立ち上げへの参画や経営戦略・組織戦略・PR戦略へのアドバイザリー、メンター、複数のアクセラレーションプログラムのメンターも手がける。