ギフテッド(天から与えられた“資質”)を持たない人などいない

仕事ができるできないという評価は、あくまでその組織における相対的なものであって、それはその人に能力があるかないかという話と同一視してはいけません。そして、どんな人もなんの能力もない、ということはありえなく、すべての人が何らかのギフテッド(天から与えられた“資質”)をもっているのです。

だからこそ、スタッフは自らに起こった出来事を他責にしてはいけないのです。自らに起こったことはすべて自らの責任であると認識したうえで、自分のギフテッドがどこにあるのかを見極め、それをどう伸ばすか、伸ばすためには何が足りないかを考え、自らのギフテッドを活かすためのPDCAをしっかりとまわしていかなければなりません。

また、マネージメントは、きちんと誰しもギフテッドを持っていると認識したうえで、人材育成に挑まなければなりません。スタッフが無能なのは、あなたがそのギフテッドを理解せず、伸ばすことができていないだけです。どこにギフテッドがあるのかを見極め、それを本人に気づかせ、それを伸ばすチャンスを与えることがマネージメントの役割です。

スタッフもマネージメントも、どんな人であっても、ギフテッドはそもそも誰しもが持ち合わせているものである、という認識をベースとして持つことで、組織はひとつ上のステップに進むことができるでしょう。

ビジネスクリエイター、インキュベーター、アクセラレーター、コンサルタント。エンジニアとして、PHP/HTML/CSSのマークアップ言語によるWebサイトの制作、SEOエンジニアリング、アクセス解析アナリストを経験した後、IT領域の技術/潮流をベースとしたエスタブリッシュ企業向けのコンサルタントを経て、複数のIT企業にて、Web/アプリ系、O2O系、IPライツ系の新規事業立ち上げに注力。事業開発から経営企画業務まで、事業および会社立ち上げに関する業務を幅広く経験。また、シードフェーズのベンチャー複数社の立ち上げへの参画や経営戦略・組織戦略・PR戦略へのアドバイザリー、メンター、複数のアクセラレーションプログラムのメンターも手がける。