どんな人にも、できる事とできない事があります。完璧な人などこの世にいません。
ないものねだりをしたところでないものはないのです。ないことを叱責したり、ないものをねだったりするのはリーダーではありません。
自分ができるからといって、できない他人にできるようになれと押し付けるようなリーダーに時々巡り合いますが、それは自分が完璧だと勘違いしている傲慢な証拠です。
リーダーはあるもので最強の戦い方を、戦い続けながら戦いの中から探り、見出していくものです。自分の思い描く最強の戦い方のために他人に何かを強要するものではありません。
また、相手のことをよく分かっていないのに「ない」と決めつけてしまうこともすべきではありません。
そもそも人は皆それぞれに何かを抱えています。それを全て知ることなどできません。できないことにはできない理由があります。人は皆大部分を他人隠して生きているものです。その前提に立って人には触れ合うべきなのです。目にする全てが世界の全てではないのだから。
また同時にどんな人でもギフテッドは持ち合わせています。ないことばかりに目を向けるのではなく、あるものに目を向けてチームで適材適所を見極めていく方が、よほど最強の戦い方が導き出されるでしょう。
そもそもチームとは同質性を全ての人に求めるために存在しているわけではありません。全ての人が同じようにできるようになる必要などないのです。
完璧な人などこの世にいないのですから、できないことは他人に任せる。自分ができることを徹底的にやりぬく。そうやって歯車を噛み合わせるのがチームワークなのです。
おれは助けてもらわねェと生きていけねェ自信がある!!!
モンキー・D・ルフィ(ワンピース)