ざっくりまとめると。。。
- 1+1を10にも100にもしていくことができるかをトータルで牽引するのが人事
- 「ヒト」だけはいくら金があっても買うことはできない
- 会社のビジョンを実現するために、人事を総合的に考えるのが仕事
これまでいろんな会社を転々としてきて、自分自身も人事や採用を担当してきたから思うこと。
「人事という仕事は総合格闘技」
目的を達成するために、Human Resourceを如何に効果的に活かすか。1+1を10にも100にもしていくことができるか。それをトータルで牽引するのが人事です。
その目的とは、会社のビジョンの達成やミッションの姿であり続けること、そしてその過程としての売上・利益をあげることが大上段にあります。そしてその上で各部門に因数分解されたビジョン、ミッション、事業計画になります。
元来バックオフィスは「縁の下の力持ち」と長い間呼ばれ、事業部門のサポート役のようにいわれ、時には「足を引っ張るな」などと事業部門から敵視されることも多いものでした。
しかし、企業の経営資源といわれる「ヒト」「モノ」「カネ」そして「情報」「時間」「技術・知的財産」の中で、最も大切なものは「ヒト」です。
昨今の市場環境を鑑みたときに、「カネ」は特にスタートアップには集まりやすく、新規事業にも投資がされやすくなってきています。「カネ」さえあれば、「モノ」「情報」「時間」「技術・知的財産」は買うことができる。
しかし、「ヒト」だけはいくら金があっても買うことはできないのです。
だからこそ「人事」が重要で、「人事」こそ「経営」といっても過言ではなく、その「総合格闘技性」を理解しなければ価値ある仕事はできません。
会社のビジョンを実現するために、どういう文化を創るか、どういう組織を作るか、誰を採用するのか、どう育成するのか、どう役割分担し、どう適材適所するのか。それを総合的に考えるのが人事の仕事なのだ。