「言葉の因数分解」がチームの結束を高める

ざっくりまとめると。。。
  • 同じ単語でもそのコンテキストが少しでも変われば全く違う意味に捉えられる
  • どんな意味を含めて使っているかきちんと擦り合わせる
  • 「言葉の因数分解」をチームでやれば共通認識化はスムーズにはかれる

日本人は同じような顔で、同じような見た目で、同じような文化圏で生き、そして同じ言語を使います。

だから、あたかも他人と自分が「同じようなもの」と勘違いしている人が多いのです。

本来、生まれた環境も育った環境もまるで違う他人は、兄弟であってもその価値観はまるで違うものになります。

だから口に出す言葉も、同じ単語でもそのコンテキストが少しでも変われば全く違う意味に捉えられる可能性があります。

だから「言葉の因数分解」は重要なのです。自分のため、相手のため、他の誰かとの共通認識のために。

同じ言葉でもそこにどんな意味を含めて言っているのかはきちんと擦り合わせる必要があるのです。

「言葉の因数分解」の作業は、自分を見つめ直す作業であり、他の誰かを深く知る行為であり、チームの目指す未来を理解する行為でもあります

例えば、プロジェクトの始まりは、与件でもインサイトでも取りまとめた情報に対し、その言葉を因数分解し、言葉の1つ1つを細かく割って、具体的にしていくことをするべきです。

その上でこのプロジェクトにとって「キーフレーズ」がなんなのかを擦り合わせます。

「言葉の因数分解」の作業をチームでやれば、共通認識化はスムーズにはかれます。

チームの共通言語として、その言葉が何を意味していて、何を意味せずに使うものなのか。それが定義でき、みんなの頭に叩き込まれれば、カルチャーは定着したも同然になります。

ビジネスクリエイター、インキュベーター、アクセラレーター、コンサルタント。エンジニアとして、PHP/HTML/CSSのマークアップ言語によるWebサイトの制作、SEOエンジニアリング、アクセス解析アナリストを経験した後、IT領域の技術/潮流をベースとしたエスタブリッシュ企業向けのコンサルタントを経て、複数のIT企業にて、Web/アプリ系、O2O系、IPライツ系の新規事業立ち上げに注力。事業開発から経営企画業務まで、事業および会社立ち上げに関する業務を幅広く経験。また、シードフェーズのベンチャー複数社の立ち上げへの参画や経営戦略・組織戦略・PR戦略へのアドバイザリー、メンター、複数のアクセラレーションプログラムのメンターも手がける。