- 「イノベーション」とは「意志」から始まる
- 「意志」は「ビジョン」によってうまれる
- 「ビジョン」は「言葉」によって定義すべし
- 「イノベーション」はすべて「言葉」から生まれる
Contents
「イノベーション」とは「意志」から始まる
イノベーションの始まりは「雷に落ちるような閃き」から始まります。その閃きに、どうしてもやらずにはいられない「衝動」と、絶対にやりきるのだという「情熱」を胸に感じたら、それは一歩踏み出すべきシグナルです。
その心の声に耳を傾けたなら、それを意志として心に刻み込みましょう。
意志とは「物事を成し遂げようとする積極的な志」のこと。そして「そのために生存に関する論理的な判断までも無力化される非常に強い行動動機」です。
「意志」は「ビジョン」によってうまれる
ビジョンとは「未来に対する妄想」であり「ありありと目に浮かぶ具体的な未来像」です。
それを成し遂げたいと感じる「衝動」も「情熱」も、それを持続するための「モチベーション」も、「目に浮かぶビジョン」によって掻き立てられます。
それは誰かに定義された在り来たりなものではなく、自らの価値観で、自ら独自に掲げることで、「雷に落ちるような閃き」への理解が深まります。
「ビジョン」は「言葉」によって定義すべし
思想が言語化されれば、戦略になります。何をすれば良いかが明確になります。そして迷わず前に進むことができます。
ビジョンは自らの価値観による意思決定であり、それの現実化は他の誰かの価値観と共鳴し実現するものです。
ビジョンを自ら規定すると、他者との関係が明確になり、役割を明示することができます。コラボレーションするためにより良い関係が築けるのです。
ビジョンはなるべく抽象的で大きな概念を言語化します。解釈の幅をもたせることで、未来への可能性の幅を広げます。
「イノベーション」はすべて「言葉」から生まれる
人間は頭で考えた概念を言葉にしている生き物ではなく、言語化によってはじめて概念が捉えられる生き物です。
言葉がないと気づけないものがあり、言葉が生まれると「市場」が生まれるのです。
言葉ができれば、そこに市場ができます。それまで見向きもしなかった人が気づき、色んな人の思考を刺激し、ミームとなります。
スタートアップや新規事業でイノベーションを起こすなら、まず自分たちが取り組もうとしている事業のカテゴリを自ら定義するとよいでしょう。ありきたりな言葉ではなく自分たちの言葉で。
下手に長々と説明するよりも、刺さるワードに集約できれば、仲間や社員はもとより株主、採用候補者、そして顧客など、すべてのステークホルダーの理解が格段に深まります。
それをミームにすることができれば、マーケットが格段に広がり、その領域でのNo.1企業と自負できるのです。
言霊はあリます。
言葉は未来を切り拓く力があり、夢を実現する力があるのです。