- 産業革命の度に非効率な仕事を効率化してきた
- 新たな仕事が創り出され、むしろ増えている
- 来るべき未来に備えてどう適応するか
AIやロボットは人間の仕事を奪いません。
農業、蒸気、重工業、デジタル、インターネットと産業革命のたびに古い仕事は確かに駆逐されてきたのが人類の歴史です。しかし同時に新たな雇用は創出され続けてきました。
旧来の仕事にしがみつくしかない人たちにとっては確かに「仕事を奪われた」と感じることはあるでしょう。しかし総体としての人間の仕事はなくなっていません。
産業革命の度に非効率な仕事を効率化して、新たな価値創造のための仕事が創り出され、むしろ増えているともいえます。
AIやロボットは、どこまでいっても主体的に仕事をすることはありません。他律的な存在であり、人間のチカラはどこまでいっても欠かせないものなのです。
2045年に迎えるシンギュラリティは、AIやロボットが自律的になる特異点だとされています。
仮に自律的になったとしても、AIやロボットが取り扱うのは過去のデータで、過去からの未来予測はできても、ジャンプアップした未来を創造することは難しいのです。
もしかしたらそうなる未来が来るかもしれませんが、それはだいぶ先の話で、しばらくの間は、ロボットはあくまで他律的であり、人間からみたら協働型です。
ロボットだからこそできることがある。人間でなければできないこともある。その境目においては人間とロボットの協働が必要になるのです。
もう少し具体的にいえば、未来を思い描くアートなことが人間の役割で、それをミスなく粛々とこなすロジックなタスクをロボットがこなすような協働関係です。
この関係性の未来が来ることはもう間違いありません。もうすぐそこまで来ています。
今大切なことは、「仕事が奪われる」と騒ぐのではなく、来るべき未来に備えてどう適応するかを考え、そのための投資をすることです。
環境変化を止めることはできません。例え、デモや焼き討ちをしても止まらないことは歴史が証明してます。
AIやロボットと共創するために、人間がより人間らしい仕事をする未来において、自分がどうあるべきか、どうあれるのかを今一度考え、その未来に向けて行動しましょう。