若いうちに「地獄」を経験すべし

ざっくりまとめると。。。
  • 人の成長は高負荷をかけ、行動し、結果からインサイトを得ることで成る
  • 若ければ体力と気力があり、そのサイクルを何度もまわしやすい
  • 若いうちの正しい苦労は買ってでもしよう

どんな形であれ「地獄」を経験している人は強い。

身体が壊れそうなほど、心が折れそうなほどの地獄は、人を強くします。

「若いうちの苦労は買ってでもしろ」と平気で言ってきて激務を押し付けてくる上司や社長のいる会社はいますぐ辞めたほうがいいですが、それでも若いうちの苦労は買ってでもした方が成長に繋がります。

筋トレで一度筋繊維を壊した後に筋肉が強く成長するように、人の成長も同様に高負荷をかけ、その中で行動し、失敗し、そこからインサイトを得て行動を改善するという一連のサイクルを繰り返した先で大きな成長を得ることができます。

これが買ってでもするべき苦労です。

「若いうち」であるべきなのは、地獄は歳をとればとるほど経験できなくなるからです。

体力と気力がどうしても持ちません。気持ちは若いつもりでいても、身体はどうしても衰えていきます。

若ければ若いほど体力と気力は存分にあります。そして、時間も有り余っています。だからなるべく若ければ若いうちに地獄は味わったほうがいいのです。

しかし、若いうちに地獄を経験できる機会など多くはありません。その少ない機会のうち、最も効果的な地獄は、海外留学だと思います。そして可能なら修士・博士課程が最も効果的です。

日本の大学の4年間のただのモラトリアムに過ぎません。そこで本気で何かに取り組むのならもちろん別ですが、ただ行くだけなら時間の無駄です。

同じ時間を過ごすなら、若くして地獄が経験できる海外留学をオススメします。

ボク自身は、大学時代をモラトリアムとして過ごしてしまい、社会に出てから苦労しました。もし仮に今大学時代に戻れるのなら、間違いなく海外留学を選択します。

海外留学は「若いうちの苦労は買ってでも」のベストな選択肢です。しかも買ってくれるのは親ですから。

Hell | This is where I spend half of the day | f3nd1 | Flickr

ビジネスクリエイター、インキュベーター、アクセラレーター、コンサルタント。エンジニアとして、PHP/HTML/CSSのマークアップ言語によるWebサイトの制作、SEOエンジニアリング、アクセス解析アナリストを経験した後、IT領域の技術/潮流をベースとしたエスタブリッシュ企業向けのコンサルタントを経て、複数のIT企業にて、Web/アプリ系、O2O系、IPライツ系の新規事業立ち上げに注力。事業開発から経営企画業務まで、事業および会社立ち上げに関する業務を幅広く経験。また、シードフェーズのベンチャー複数社の立ち上げへの参画や経営戦略・組織戦略・PR戦略へのアドバイザリー、メンター、複数のアクセラレーションプログラムのメンターも手がける。