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ざっくりまとめると…
- スタートアップはトップダウン経営になりがち
- トップダウン経営では環境変化に耐えきれない
- 組織の壁を乗り越え、チームでレバレッジをかけるためには、価値観経営が重要
シードフェーズはトップダウン経営になりがち
スタートアップは、シードフェーズではどうしても「トップダウン経営」になりがちです。
いや、逆に言えば、圧倒的な妄想力と情熱で世界を変革しようとしているクレイジーな起業家が一歩を踏み出したわけですから、それに匹敵する人はこの世に誰一人として存在しません。
そのため、まずはトップダウンでマネージメントを行い、起業家が描いた絵を実現する組織を作る。それでいいのです。
なるべく早いタイミングで、価値観経営を導入する
ですが、なるべく早いタイミングで、トップダウン経営から脱却し、価値観経営を導入すべきです。
その理由はシンプルで、トップダウン経営が浸透しきってしまうと、トップの意見がなければ動けない組織になってしまうからです。
常に事業環境が変化し、ミッションも業務内容も大きな変化による荒波に揉まれるスタートアップにとっては、スピーディにフレキシブルな対応をすることが求められます。
トップダウン経営では、それができない組織になってしまい、成長が阻害されます。
価値観を共有し、権限委譲する
価値観経営とは、共有している価値観を前提に日常的な判断は権限委譲することです。
価値観が同じ方向を向いてさえいれば、判断に誤差はあれど方向はずれません。それにより、マイクロマネジメントを排し、効率的な組織運営ができるし、チームでレバレッジをかけ、高い価値創造が実現できます。
価値観経営が、組織の壁を乗り越えさせる
価値観を軽視し、目の前の業務をこなすための組織運営に終止すると、組織成長の壁にあたったときにそれを乗り越える原動力がなくなります。そして、組織が崩壊します。
組織の壁を乗り越えるのは、ルールでもマニュアルでもありません。価値観を原動力としたモチベーションが組織の壁を乗り越えさせるのです。
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