「自信とは?」という質問をすると、大抵誰もが「自分を信じること」と答えます。
確かに辞書にもその通りの答えが書いてあります。
自分で自分の能力や価値などを信じること。自分の考え方や行動が正しいと信じて疑わないこと。
じしん【自信】の意味 – goo国語辞書
では、それに基づいて考えたとき、「自信がない」とは、「能力」「価値」があると信じれらないこと、「考え方」「行動」が正しいと信じられないこと、となります。
さて、こうなるとよく「自信を持て」という励ましの言葉を、仕事やスポーツ、子育ての場などでよく耳にしますが、どうやったら信じれるようになるのでしょうか?どうすれば自信が持てるようになるんでしょうか?
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自信を時間軸の概念とともに考える
この「自信」という状態に対して、時間軸の概念を持ち込んでみます。すると、前記の自信の意味には「現在」という時間軸が包含されていることがわかります。
自分で自分の「現在の」能力や「現在の」価値などを信じること。自分の「現在の」考え方や行動が正しいと信じて疑わないこと。
このとき「自信を持て」と言われて自信が持てますか?今現在信じられていない人に信じろというのです。なかなかに難儀なことだと思います。
自信は誰でも今すぐ持てるもの
では、こう考えたらどうでしょう?
自信に含まれるのは「現在」ではなく、「将来」である。自信とは、自分が「将来のある地点において」出来るようになる「可能性」を信じる」こと、である。
自分で自分の能力や価値などが「将来」高まる「可能性」を信じること。自分の考え方や行動が「将来」正しくなる「可能性」を信じて疑わないこと。
可能性ならば、誰しもがゼロではありません。誰にとっても、どんなものであっても、可能性が絶対にゼロというものはありえないのです。
もうすぐ35歳になる、スポーツからかけ離れた生活を送っているボクが、オリンピックに出場する可能性はゼロではないのです。
そう「可能性」を信じるのですから、自信に根拠などいらないのです。根拠なき決意そのものが自信なのです。
だから、自信は誰でも今すぐ持てるものなのです。
自信は誰もが持つべきもの
また、将来そうなると絶対的な自信を持ったら、人はどう行動するでしょう?オリンピックで金メダルをとる可能性に絶対的な自信を持ったボクはどうすればよいでしょう?
答えは簡単です。まず、その「オリンピックに出場する」ための方法を考えます。
一例ですが、ロンドンオリンピックの近代五種競技日本代表の山中詩乃さんは、競技歴1年7カ月、国際大会3試合目でオリンピック出場を決めたといいます。もちろんそれが簡単なことだと言っているわけではありませんし、もともと山中さんは素養があったのだと思います(陸上競技経験者)。それでも、こうやってある種短期間の経験でもオリンピックに出場する方法はあるといえばあるのです。
次にやるのは出場するまで「諦めずに」「やり抜く」ことです。そう、実現する可能性に絶対的な自信をもっているのですから、諦めずにやり抜くことはできますよね。
夢や目標は必ず実現するのです。なぜならば、実現するまで諦めずにやり抜くから。
だから、自信は誰もが持つべきものなのです。
自信は誰でも今すぐ持てるもの。持つべきもの。
こうなれる、こうあれるという可能性に対して持つのが自信である。
将来の可能性に対して持つのだから、根拠などなくて当然である。
自信を持てば、なるための方法を考え、それを諦めずにやり抜くことができる。
やり抜くからこそ、必ずなれるのである。