社会心理学者のエイミー・カディが、2012年2月に開催された「TEDGlobal 2012」にて、「ボディランゲージが人を作る」というピッチをしました。ボディーランゲージが人の心にも影響を与えるという内容です。
私たちのするボディランゲージは、自分に対する他の人の見方に影響しますが、自分自身の見方にも影響します。社会心理学者のエイミー・カディは、自信のないときでも自信に溢れる「力のポーズ」を取ることで、脳内のテストステロンやコルチゾールのレベルが変化し、成功できる見込みも変わるのだと言います。
エイミー・カディ 「ボディランゲージが人を作る」 | TED Talk | TED.com
人間の脳というものは、人智を超えたパワーがありながら、完璧ではありません。時々、誤作動を起こすバグがあります。トリックアートなどはその最たる例で、脳を意図的に勘違いさせることができるのです。そして、脳を勘違いさせることによって、感情をもコントロールすることが、一定程度できるのです。
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そう、それだけで、あなたはあなたの感情をコントロールすることができるのです。力強いポーズをしたひとは、自分に自信を持つことができます。無力なポーズをしたひとは自分の自信を失うのです。
普通であれば、自信のあるときに力強いポーズを、自信がなかったり、恐怖を感じているときに無力なポーズをするものです。しかし、脳は、その逆の処理をしてしまう誤作動を起こすのです。
それはただの「フリ」です。しかし、「できるまでフリをしなさい」ということなのです。
起業家のピッチを拝見する機会が最近多くなっています。起業をしようという熱いマインドをお持ちの方たちですから、大なり小なりに心を動かすパッションがあります。しかしながら、それが伝わる人と伝わらない人がいます。
その差は、プレゼンを美しくつくってあるとか、トークスキルが高いとかももちろんあるでしょうが、圧倒的に差があるのは「自信」だと思います。「世界を変える」という熱いパッションを、心の底から信じ、自分ならできるという自信を持っているかどうか。不安そうな態度や声で話されては「この人なら実現できる」とは思えないのです。
もちろん、起業というのははじめてのことばかりですから、不安があるのは当然です。わからないことがあるのも当然です。そこに根拠の無い自信をもつ必要はありません。しかし、「世界を変える」ことを自分ができるということには根拠なんてなくてもいいのです。いまは信じているのが自分だけでもいいのです。
それを「フリ」からでもいいからまずははじめてみましょう。最初の一歩を踏み出すのが、たった2分間のポージングだけでいいのであれば、簡単だと思いませんか?
体が心に 影響を及ぼし 心が行動に 影響を及ぼし 行動が結果に 影響を及ぼす
この動画を見て、まず最初の一歩を、今日からはじめてみましょう。