世界最大のソーシャル・ネットワーク・サイトで、今も急激な成長を続け、世界的にも影響力を増す「Facebook」。世界をその手におさめる、まさに直前まできていると言える創業者マーク・ザッカーバーグが、その立ち上げから成長期に何を考え、何をし、何を得て、何を失ったのか。
この作品は、すべて実名で物語は進むがフィクションであることは、ショーン・パーカーがインタビューで「完全なるフィクション作品である」と答えていることから分かる。facebookはこの件で実名での脚本に難色を示し、マーク・ザッカーバーグは取材には応じなかったそうだ。つまり、この映画は、共同創業者で2005年にマーク・ザッカーバーグを訴えたエドゥアルド・サベリン視点で描かれている。
いずれにしても、物語としてはfacebookを舞台とした青春群像劇であり、ベンチャーの創業から成長をそういった意味で追体験できることだけでも、十分鑑賞の価値はあったと思う。
あの時、あの場にいた彼らしか体験することが出来なかった「空気感」を、鑑賞者もうまくそのなかに取り込むことが出来ていると感じた。まさに「追体験」という言葉がぴったりだろう。事実は小説より奇なり。当然、現場にいた彼らはそれこそこの映画以上にドラマチックな日常があったのだろうが、その一片でも感じることができたことが、この映画に金を払う価値がまさにあったと思う。
ベンチャー起業を目指し、世界を目指している人こそ、ぜひ見るべき映画だと思う。この追体験をすることは、必ず力になる。そう信じることが出来る映画だった。
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