デザイナと技術者は分かり合えないのか

小さな会社でも大きな会社でも、デザイナと技術者のぶつかり合いはよくあるものです。

デザイナは芸術家でなければなりません。芸術家は、自らのエゴを作品として表現するものです。いい意味で自分勝手であるべきであり、そうでなければよい作品を作り出すことはできません。

技術者は合理的思考の塊でなければなりません。無駄がないことが技術者にとっての美しさです。

技術者にとってしてみれば合理性とは程遠いデザインを受け入れることはできません。
また、デザイナにとってみれば、美しさには意味ある無駄があり、それこそがデザイン性であるという部分があるのです。

その無駄の解釈の違いにこそ、デザイナと技術者のぶつかり合いの理由ではないでしょうか。

どちらにしろ、互いに自分の為すべきことをしているわけであって、どちらともに譲り合う心さえあれば、それほどぶつかり合うこともないでしょう。ただ、どちらも頑固な人が多く、そう簡単にはいかないのが現実ですが・・・。

ビジネスクリエイター、インキュベーター、アクセラレーター、コンサルタント。エンジニアとして、PHP/HTML/CSSのマークアップ言語によるWebサイトの制作、SEOエンジニアリング、アクセス解析アナリストを経験した後、IT領域の技術/潮流をベースとしたエスタブリッシュ企業向けのコンサルタントを経て、複数のIT企業にて、Web/アプリ系、O2O系、IPライツ系の新規事業立ち上げに注力。事業開発から経営企画業務まで、事業および会社立ち上げに関する業務を幅広く経験。また、シードフェーズのベンチャー複数社の立ち上げへの参画や経営戦略・組織戦略・PR戦略へのアドバイザリー、メンター、複数のアクセラレーションプログラムのメンターも手がける。