老害は大企業だけの専売特許ではない

ざっくりまとめると。。。
  • 大企業ではなく、スタートアップも老害たりえる
  • 若い経営者の経験が薄いが故の暴走がわりと頻繁に起こる
  • 絶対的権力は絶対的に腐敗する

絶対的権力は腐敗します。マーケットにおいては、独占企業、寡占企業がまさにされです。

人の場合はそれを老害と呼びますが、なにも「老」ばかりに起きるわけではありません。大企業ではなく、スタートアップも老害たりえるのです。

過去四半世紀を振り返ると、独禁法違反の疑いで最も激しく追及されていたのはマイクロソフトです。彼らがWindows 95でパーソナルコンピューターを普及させ、インターネットの可能性を世界に提示したとき、イノベーティブな企業として持て囃されました。

しかし、マーケットを独占すると、マイクロソフトはIT業界一の「嫌われ者」に転じました。

イノベーティブなスタートアップの場合、若い経営者がありえないスピードで金と権力を手にしたことからの、経験が薄いが故の暴走がわりと頻繁に起こります

それが社内に留まれば、パワハラ、セクハラに。マーケットにまで滲み出れば、不当な下請けへの圧力や過剰な競合避止などに繋がります。

イノベーティブなスタートアップも老害となれば、マーケットの健全な成長を妨害し、あらたなイノベーションを阻害する要因になります。

世間が愛するのは、イノベーティブで世の中を便利にしてくれる、イキのいい企業です。老害となった企業ではありません。

いかに売上を拡大させながらも、それを避けイノベーティブであり続けるか、の解は世界を見渡しても見つけるのが難しいです。

絶対的権力は絶対的に腐敗するのです。

となると、売上拡大を追求する資本主義の論理がそもそも破綻しており、追求すべきはまた別の、例えば「ハピネス」なのではないか、と考えなくもありませんね。

ビジネスクリエイター、インキュベーター、アクセラレーター、コンサルタント。エンジニアとして、PHP/HTML/CSSのマークアップ言語によるWebサイトの制作、SEOエンジニアリング、アクセス解析アナリストを経験した後、IT領域の技術/潮流をベースとしたエスタブリッシュ企業向けのコンサルタントを経て、複数のIT企業にて、Web/アプリ系、O2O系、IPライツ系の新規事業立ち上げに注力。事業開発から経営企画業務まで、事業および会社立ち上げに関する業務を幅広く経験。また、シードフェーズのベンチャー複数社の立ち上げへの参画や経営戦略・組織戦略・PR戦略へのアドバイザリー、メンター、複数のアクセラレーションプログラムのメンターも手がける。

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