「みんな違って、みんないい」がマネージメントの本質だ

ざっくりまとめると。。。
  • 管理は価値観の押し付けであり個性を殺す
  • 個性を殺すことはイノベーションを殺すことと同義
  • 個性である価値観のぶつかりあいや知識の差こそがイノベーションの源泉だ

マネージメントの本質は「管理」ではありません。

管理とは、ある特定の価値観によって法(ルール)が定められた、その「価値観の押し付け」そのものです。そして、それに沿って仕事をしているかどうか「監視」することでもあります。

いわば「歯車」として適切にまわっているかどうか、人を駒としてみるのが管理型マネージメントなのです。

しかし、それは「個性」を殺すことでもあります。必然的に組織は1+1=2でしかなく、経営者の器以上の力を発揮することはありませんし、事業も器以上に大きくなることはありません。

それぞれがそれぞれの価値観で価値を発揮し、1+1=∞を目指すのが本来あるべきチームワークであり、それを実現するのが本来あるべきマネージメントです。

その時に必要なのは、相手の価値観を理解し、認めること。自分とは生まれも育ちも違う人は、価値観も異なるということを理解することです。

もちろん、相手の価値観を受け入れる必要はありません。ぶつかることもあるでしょう。しかし、相手の価値観はそのままにリスペクトし、自分の価値観を相手に押し付けないことが、チーム・組織で働くためには必要なのです。

しかし、(過去の自分への自戒の念も含めてですが)他者に自分の価値観を押し付ける経営者や上司の多いこと、多いこと。

日本人は、ある程度同じバックグランドがあり、同じような見た目で、同じ言語で話すがゆえに、価値観の違いについて明確に認識する瞬間がそれほどありません。そのため、皆同じ価値観なのだという勘違いや同調圧力が異常なまでに強い社会です。

そもそも人間という動物は「みんな違って、みんないい」から、ここまで繁栄することができたのです。その個体差の価値観と価値観のぶつかり合いや、知識と知識の差分を埋める行為こそがイノベーションを促進してきました

上司だから、先輩だからといって、その価値観を押し付けてはいけません。上司の言うことだから、先輩の言うことだからといって、無思考にその価値観を受け入れる必要もありません。

押し付け、受け入れることが人としての、組織としての、事業の成長を止めます。個性を殺すことはイノベーションを殺すことと同義です。

個性を大切にし、その個性を確立することになった原体験とストーリーを元に、志を持って、それを互いにリスペクトすることができる。それこそがまさに「心理的安全性」のあるチームと言えるのです。

Diversity Mask | From the ArtWorkers exhibition at the Georg… | Flickr