経営層のもっとも大事な仕事は採用だ

まあ、極論だ。極論だが、一理あると思っている。

よく経営層で、採用が進まない、優秀な人がとれないことを人事の責任にする人がいる。そして、そういう人は、規模が大きい会社であればあるほど多い。

果たして、本当にそうなのだろうか。

人事に責任がないわけではない。人事はできることをやりきらないといけない

「いい人材がとれない」「悪い人材をとってしまった」

当然、人事に責任はある。それはゼロではない。

特に、「悪い人材をとってしまった」ということに関しては、フィルターをいかにかけるか、ということは、人事の大事な仕事である。

制度としてどうフィルターをかけるか、とか、面接官からフィードバックをきちんと得て、それを落とすべきか、とるべきかのアドバイスをきちんとしているか、とか。

人事の採用担当は、ただの採用のための営業が仕事ではない。母数を集めることだけがゴールではない。採用人数がKPIではない。

会社にとって本当に必要な人材を見極め、どれだけそれぞれがマッチしているか、その質も追及すべきである。

本当に会社の変革に必要な優秀な人材は、人事ではとれない

はっきりといいたい。

優秀な人材の採用は、人事の責任じゃない。人事が採用できるのは、ちょっと優秀な人材ぐらいまでだ。本当に優秀な人は人事に採用することはできない。

本当に優秀な人材は、採用市場になどでてこない。いまいる会社が離さないからだ。そして、その会社を離れる時は、すでに次が決まっているからだ。

人事がアプローチすることなど、ほとんどできないのだ。

では、優秀な人材は、どうやって採用するのか。それは、経営陣の仕事だ。

経営陣が自ら、優秀な人材にアプローチし、いまの自分の会社の魅力を伝え、そこでその優柔な人材がどう活躍できるのかを伝え、それを自らが必ずサポートすることを約束するからこそ、やっと優秀な人材は、あなたの会社を次のキャリアのステップとして考えてくれる。

それがなく、単に、エージェントからアプローチしても、よっぽどのことがないかぎり難しい。

ヘッドハンティングも、よほどタイミングがあわないかぎり、会社にマッチした優秀な人材を採用するのは、奇跡に等しいほど難しい。

だから、人事にそれを求めても、難しいことなのだ。

優秀な人材が採用できないのだとしたら…

優柔な人材にアプローチできないのだとしたら、それはあなたに経営者として必要な人脈がないからだ。

優秀な人材に魅力を理解してもらえないのだとしたら、それはあなたにエヴァンジェリストとしての力がないからだ。

優秀な人材に活躍の仕方やあなたのサポートを理解してもらえないのだとしたら、それはあなたにその魅力がないからだ。

優秀な人材が採用できないのは、すべて経営層であるあなたの責任だ。