優秀なひとは、優秀なひとが多い場所に集まる。逆もまた然り

類は友を呼ぶ。

これは規模を問わず、チームビルディングや人材採用の側面でも強く現れる。

優秀な人財が多い会社には、優秀な人財が自ずと集まっていくのだ。

その理由は、数多ある。

優秀な人財は、優秀な人財を連れてくることができる。つまり、業務において優秀な人財は、採用においても優秀といえる。

優秀な人財が多い会社は、面接官に優秀な人財が出てくるため、この人と働きたいと思ってくれる可能性が格段に高まる。

また、優秀な人財は、インフルエンサーでもある。積極的にPRするような事業やステージにない会社であっても、その魅力が外に伝わり、優秀な人財が惹かれるということも考えられる。

このように、理由はいくつもあげられるが、「類は友を呼ぶ」「優秀なひとは、優秀なひとが多い場所に集まる」は、それほど異論のない話だとおもう。

だからこそ、シードフェーズのベンチャーは最初のひとりの採用は妥協すべきではない

シードフェーズであればあるほど、人財採用に苦労するのは間違いない。

サービスがステルスであれば、その評判を耳にすることはない。マスにむけてリーチするほど、コストはかけられない。ファウンダーが魅力的でなければ、優秀な人財は集めにくい。

妥協をすれば、集められないことはない。しかしながら、妥協をすればするほど、次に繋がりにくくなるのは確かだ。

人財採用に妥協すべきではない、とよくいうが、最初のひとりはもっとも妥協してはならない。

多少コストが高くても生面線にかかわるレベルでなければ。多少ストックオプションを多めに払ってでもきてくれるならば。ちょっとぐらい性格に難があったとしても。その採用は将来への投資と考えるべきだ。

また、逆にいえば、それを将来への投資と考えてもいいほどの、優秀な人財を最初に採用すべきだ。

逆もまた然り。魔のループから抜け出すのは難しい

最初に妥協したとしよう。

いや、最初でなくてもいい。急に優秀な人財が辞めてしまい、急遽仕方なくそれよりもレベルの低い人財を妥協して雇ったとしよう。

すると、どうなるか。

エージェントを使っているならば、これまでよりもレベルの低い人財を採用したことで、エージェント側が紹介する人財の質を少し落としてでもねじ込もうとする。

社員紹介で採用を進めていたならば、そのレベルの低い人財は、その母数を集めるのに貢献はしない。

さらには、レベルの低い人財は、カルチャーに対しても悪影響を及ぼし、これまで優秀な人財で作り上げた、優秀な人財にとって心地よい空間が少しづつ、汚染されていく。

その影響ひとつひとつは軽微だとしても、それが繰り返され、積み重なっていくと、徐々に魔のループにハマっていくのだ。

一度の妥協が、二度目の妥協を生み、三度目四度目と繰り返し。カルチャーはどんどんと汚染され。そして、いつからか、元々いた優秀な人財がその環境を良しとせずに辞めていく。

焦って採用を進めても、優秀な人財は通常の採用プロセスでは採用できなくなる。

面接官のレベルが低いことに、優秀な人財はすぐに気づく。他を選んでしまう。

せっかく優秀な人財がきても、レベルの低い人財は自分より優秀な人財を「使いこなせない」という理由で合格にしない。

そして、また、妥協をせざるを得なくなる。そして、魔のループは加速していく。

一番最悪な結末は、優秀な人財にそもそも書類選考で選ばれなくなるのだ。会社が。そう、受けに来てくれることすら叶わなくなる。

魔のループにハマらないために、採用に妥協してはならない。絶対に

繰り返しになるが、採用に妥協してはならない。絶対に。絶対にだ。

魔のループから抜け出すのは本当に難しい。ちょっとやそっとでは抜け出せない。

こうなると、あとは、会社の死を待つのみだ。人財がどれだけ大事か、それが事業にどういう影響を及ぼすかは、言わずもがなだろう。

もう一度言う。採用に妥協してはならない。絶対に。