集客商品と利益商品

おおるりグループという旅行会社をご存知でしょうか。
この旅行会社の特徴は、なにしろ安い!1泊2食付き、新宿や池袋などの主要な駅からの送迎付きで5000~8000円となっています。
旅館や食事はまぁ値段通りかなという印象ではありますが、それでも十分満足できる内容です。

なぜこんなに安いのか。それにはもちろん理由はあります。もちろん、怪しい理由ではなくて、正当な方法で安く抑えているんです。

まず、経営しているホテル。ここに秘密があります。通常、ホテルを経営するとなると、ホテルを建てられる土地を探し、購入もしくは借り上げ、その上に建物を建てなければなりません。これには膨大なコストがかかります。回収には相当な努力もしくはブランド力が必要となるでしょう。
それに必要となるコストを最大限に抑えているのです。それは、倒産したり、倒産間際のホテルを格安で買収するという方法です。土地を買うコストも、建物を建てるコストも一切掛けずに、ホテル経営に乗り出しているんです。
これにより大幅なコストダウンが図られています。

さらには、経営の徹底的な合理化、人件費の合理化でさらにコストダウンを行います。

これによって落としたコストで、格安料金にすることできます。さらに格安料金であることにより、空き室を作らずに常に満室にすることができるのです。ウェブサイトで空室状況が見れるのでご覧ください。ほぼ満室になっていることが分かると思います。
この空室を作らないという状況を作ることによって、ホテル業界なら起こりえる利益損失を防ぎ、最大限に利益を出すようにしているのです。

ただこれだけで利益が完全に出せるわけではありません。これが集客商品(入口商品)となっているわけです。

集客商品(入口商品)があるからには、利益商品(提案商品)もあります。

送迎バスは必ず昼食時に道の駅で止まるように計算されて運行されています。バスの中で昼食に食べるものを選ぶと、到着した時にはすでに昼ごはんがきっかり出てきます。

もうお分かりでしょう。そのときに止まる道の駅にある商店、食事処は、もちろんおおるりグループの経営なのです。しかも、ここで売っているものは(主観ではありますが)少しだけ割高かなという気がします。

この場合、利益商品というほど高い利益率ではあるわけではないと思います。とはいえ、集客商品から利益商品へという流れをホテル経営で取り入れている数少ない例ではないかと思います。

もちろん、Web制作でもこの集客商品から利益商品へという流れは利用できるでしょうし、利用している企業はいくつかみられます。
この「集客商品から利益商品へ」という流れで、新商品を考案するのもひとつの手ではないかなと思います。