未知のものを拒絶せず、好奇心を持って向き合うべし

ざっくりまとめると。。。
  • 人は産まれながらにして「井の中の蛙」だから異物を排除しようとするのは当たり前
  • 自分と違うから「嫌い」と判断するのではなく、「違い」を「違い」のままその存在を認めること
  • 自分とは異なる価値観に触れたからこそ、新しい視点、視野、視座、視角を得ることができる

人は産まれながらにして「井の中の蛙」です。

生まれた国があり、人種があり、特定の価値観を持つ親がいて、コミュニティに所属する。その中で年の数だけ重ねてきて培われた確固たる価値観を個人個人が持っています。

日本は、同じような生活習慣を送り、同じような言葉を話す、同じような顔の人たちと生きているから見落としがちですが、同じような人だと思っていても、生きてきた時間は一つとして同じものはないからみんな価値観は違います。

僕らは産まれたときから井の中の蛙として生きているのだから、異物を排除しようとするのは当たり前です。

価値観が異なる人やモノ、コトと出会った時、排除するのは簡単です。けれど、自分と違う人種、生まれ育ち、思想信条、価値観など、未知のものと出会ったからこそ、そこから得られるものは多くあります。

もちろん、受け入れる必要はありません。受け入れるかどうかは自分の価値観で判断すればいい。しかし、その存在を認めることは大切です。

その価値観の差異は「違い」出会って「嫌い」と考えてはいけません。まず最初の一歩は「違い」を「違い」のままその存在を認めること。

自分と異なる価値観を、自分と違うから「嫌い」と判断するのは、幼い未熟な考え方で無思考です。そしてその出会いから得られるものは何もありません。

自分とは異なる価値観の存在を認めることで初めてメタ思考で自分の価値観を見つめ直すことができます。自分の価値観と向き合うことができます。

自分とは異なる価値観に触れたからこそ、新しい視点、視野、視座、視角を得ることができるのです。その「新しい」という感覚こそが自身の価値観をアップデート、アップグレードする機会になるのです。

メタ思考で自分とは異なる価値観と自分の価値観をみて、それからその価値観を受け入れるのか、受け入れないのかを判断すれば良いのです。そして、受け入れないからといって「嫌い」とするのではなく、違うものを違うものとしてそのまま受け入れれば良いのです。

多様なものを多様なまま受け入れるのは自然なままでは難しい。けれど、それが出来るようになったとき、人としての成長は限りがなくなります。それが出来るようになって初めて、人は井の中から飛び出して大海を知ることができるのです。

ビジネスクリエイター、インキュベーター、アクセラレーター、コンサルタント。エンジニアとして、PHP/HTML/CSSのマークアップ言語によるWebサイトの制作、SEOエンジニアリング、アクセス解析アナリストを経験した後、IT領域の技術/潮流をベースとしたエスタブリッシュ企業向けのコンサルタントを経て、複数のIT企業にて、Web/アプリ系、O2O系、IPライツ系の新規事業立ち上げに注力。事業開発から経営企画業務まで、事業および会社立ち上げに関する業務を幅広く経験。また、シードフェーズのベンチャー複数社の立ち上げへの参画や経営戦略・組織戦略・PR戦略へのアドバイザリー、メンター、複数のアクセラレーションプログラムのメンターも手がける。