④自責の観念はゼロ。基本的にすべて他責 〜没落企業の経営者にみられる8つの共通点

サラリーマンとして、社畜として、歯車として。どこかの誰かが創業し、どこかの誰かが運営する会社で働くのだとしたら、誰しも成長企業ないし成長する可能性の高い企業で働きたいと願うものです。そして、企業を成長させることのできる経営者の下で働きたいとも、同時に思うものであります。

そこで、これまで様々なベンチャー企業を転々とし、様々なタイプの経営者の下で働き、アライアンス先として様々な経営者と交渉し、メンターとして様々な経営者をサポートしてきた経験をもとに、没落企業ないし没落する可能性の高い企業の経営者にみられる共通点をまとめてみました。

サラリーマンは転職活動の参考に、スタートアップの経営者は自戒のためのチェック項目としてご活用くださいませ。

自責の観念はゼロ。基本的にすべて他責

没落企業の経営者に、自らを省みること、自らが変わることを求めても無駄です。

経営者として自らの力量がないことに気づきもせず、すべてを他責=他人のせいにします。

「事業がうまくいかないのは、スタッフが能力を発揮しないからだ。給料を下げてしまえ、辞めても構わん」

「事業がうまくいかないのは、エージェントが良い人材を推薦せず、採用が進まないからだ。契約を打ち切れ」

「事業がうまくいかないのは、発注したあの下請けの能力不足だ。金など払わん」

「事業がうまくいかないのは、資金を供給しなかったファンドのせいだ。悪評を広めてやる」

一度の成功で自身は他人よりも、人として次元があがっていると勘違いしており、他者を見下しています。たまたま運よく成功しただけなのに。

そのため、何か事業にトラブルが起きると、そのすべてを他者の責任にします。自らに責任があるとは一切考えません

自らを振り返ることをやめてしまうがために、成長が止まります。そして、時代の変化に取り残され、事業を成長することはもう叶わなくなっていきます。

そもそも、人と人を比較してどちらが上か下かなどありえないはずです。人それぞれ様々な人生を生きてきていて、そこには多様な価値観がある。人それぞれ正義があるのです。年下だろうが、部下だろうが、それが他者である限り、学ぶところは多分にあるのです。

また、何かトラブルが起きたとしたら、その責任がすべて他者にあることは絶対にありません。例えば、伝え方が悪かった。確認を怠った。指示を明確に出していなかった。相手が仮にミスを犯したのだとしても、それはそのミスを誘発する何かを自らが行った可能性を考えなければなりません

事業を成長させ続けたいのであれば、経営者が自ら成長し続けなければならないことは自明のはず。成長を望むのであれば、すべての人から学ぶことがある。そして、それを実践するためには必ず、常に自責で考える必要があるのです。これはすべてにおいて優先すべき原理原則にほかなりません。