③市場の感覚とのズレに気付かない 〜没落企業の経営者にみられる8つの共通点

サラリーマンとして、社畜として、歯車として。どこかの誰かが創業し、どこかの誰かが運営する会社で働くのだとしたら、誰しも成長企業ないし成長する可能性の高い企業で働きたいと願うものです。そして、企業を成長させることのできる経営者の下で働きたいとも、同時に思うものであります。

そこで、これまで様々なベンチャー企業を転々とし、様々なタイプの経営者の下で働き、アライアンス先として様々な経営者と交渉し、メンターとして様々な経営者をサポートしてきた経験をもとに、没落企業ないし没落する可能性の高い企業の経営者にみられる共通点をまとめてみました。

サラリーマンは転職活動の参考に、スタートアップの経営者は自戒のためのチェック項目としてご活用くださいませ。

市場の感覚とのズレに気付かない

運だけで成功した、という話とニアリーイコールではありますが、成功体験に縛られ続けるとは、過去に縛られ続けるということになります。

成功をおさめたということは、その瞬間のマーケットとは感覚がフィットした、ともいえます。仮説検証をしっかりやっていなくても、事業の成功とはマーケットに受け入れられることにほかなりません。

しかし、人は思った以上に早く歳をとるもので、1つ歳を重ねるごとに時代の流れには徐々についていけなくなります。

成功体験に縛られている人は、いちどは時流に乗ったわけです。その時流に乗ったという(心地よく、エキサイティングな)感覚をいつまでも引きずるのが、没落企業経営者です。

当然、時代の流れについていけなくなったと言う事実に気づきません。もしくは、気づいているのに気づかないふりをすることもあります。

部下からその指摘を受けたとしても、自らが間違ってるとは思うことはないのです。

そして、出てくるアイディアが基本的に時代遅れ甚だしい、陳腐なものへとなっていきます。

多少のズレであれば、ビジネスモデルがそれをカバーし、急激に売上が落ち込むことはないでしょう。しかし、その開きは徐々に大きくなっていきます。それがビジネスモデルがカバーできる範囲を超えると、途端に売り上げは急落します。

経営者がアイディアマンタイプの場合は、それが顕著にあらわれるでしょう。

どんなに優秀な人でもいつか時代の流れについてこれなくなる日が来ます。その前提をきちんと認識し、自らの強みをそこには置かず、最前線で時代の流れを読み、時代の流れを創る仕事は部下に任せ、自らは「経営」にフォーカスすべきです。