ファッションアプリ「iQON」運営のVASILY 〜決算公告からみる未上場企業

急進撃を続け、2014年にkDDIから10億円以上の資金調達をしたファッションアプリ「iQON」を運営するVASILY。

決算公告が11月に公開されたので、貸借対照表をビジュアライズして、現況を探ってみた。

(通常の貸借対照表のグラフとは異なり、それぞれの項目の状況をわかりやすくするため、滝チャートっぽくしている)

株式会社VASILY

決算公告、貸借対照表

株式会社VASILY 第7期 決算公告(平成27年8月31日現在)
株式会社VASILY 第7期 貸借対照表(平成27年8月31日現在)

第7期の株式会社VASILY。

今期は純利益が-824百万円と赤字となっており、利益剰余金も-1,255百万円と、今期の赤字が大きく積み上がってしまっている。

自己資本比率が85.0%と大きく赤字が積み上がったものの、大型調達による資金もあり問題ない比率を保っており、流動比率も616.7%と何ら問題のない状況である。

財務状況推移

株式会社VASILY 財務状況推移(平成27年8月31日現在)

公表上3期続けて純利益は赤字となっているが、特に今期は大きく膨らんでいる。

損益計算書が公表されていないため、予測にすぎないが、2014年末にTVCMを放映したことによる広告宣伝費が大きく膨らんだものと思われる。

今期は投資の年としたのであろう。キャッシュフローを想像する限り、来期は、今期ほど大きく踏み込むほどのキャッシュはないようにもみえる。

これが来期以降に花が咲くよう期待したい。

(売上は非公開)